親子で出かけるお勧めスポット

絵本などでくじらなど大きい動物が出てきたとき、子どもたちにどうやって説明しようか。いつも「大きいね!」ばかりではと思い上野の科学博物館前にあるシロナガスクジラのオブジェを子どもに見せに、上野公園にやってきました。実際は2倍以上はあるらしいのですがこれでも十分でしょう。かなり視線が釘付けになってるちびっ子をみて、ついでに博物館に入ってみようかと思いました。高校生までは無料ですし。
ちびっ子は早速入り口にあるフーコー振子を凝視し5分ほどしゃがみ込み出しました。おそらくフーコーなどという大先生の顔もこの原理も知らないだろうけど、高い天井から釣られた金属の振り子は魅力たっぷりだったようです。


ちびっ子の体力のある内にとりあえず恐竜でも見せようと、地球館へ移動。入るといきなり天井にサメやらマンボウやら魚が吊られた海洋ブースへ。歩く部分にはガラスが敷かれ展示物が配置されておりかなりの迫力です。いつもは「抱っこ!!」とせがむちびっ子、なんと歩いております。一度見て通り過ぎてはまた戻って見たり。「面白い?」と聞くと頷いてクジラの口部分の展示物を指さして手を引かれていきました。
「くじらの口よ」と説明すると「大きいね!」と感動したよう。


階段部分の手すりは子ども用も併設されており、ちびっ子はうんしょうんしょと独りで移動。恐竜の化石の展示を見ると駆け出してブースの奥へ。今まで絵本やテレビなどで恐竜が出てきたときにもあまり興味はなかったのでどうか?と思ったのですが。やはり男の子ですねガラスに張り付いてじっと見てました。説明が難しいので「大きいトカゲだよ」と言っておきましたが、トカゲ見たことないんですよね、うちの子。


地球館には体験することで身近に科学を感じることができるブースが2Fにあり、他のお子さんたちがやっているのを見てか発電用のハンドルを回したり、雷のスイッチを押してみたり、アーチ構造のブロックを積んだりと一生懸命に参加。思いがけず初の科学実験を体験したちびっ子でした。
こうまで興味を持ってくれると、ひょっとしたらうちのちびっ子には研究者の素養があるのではと期待が生まれたりしてしまいます。実際はぐるぐるハンドルを回しているだけですが・・・


夜の森の様子や動物の剥製が大量に設置されているブースなども大満足だったようで。「これね」「あれね」と知っている動物をみると色々説明をしてくれました。
土の断面図や、色鮮やかな鉱石の展示など、一日では回れない規模ですが、どれも丁寧な説明がされており子どもに説明するのには大変助かりました。


今回は博物館自体のもつ重厚な雰囲気も感じたようで。扉や入り組んだ階段やステンドグラスなど展示以外にも色々目を奪われたようでした。
補足
常設・企画ともに非常に丁寧な展示で、地球ってなんだろうと子どもと一緒に感じるには本当にいい施設だと思いました。休憩場所や食事コーナーもあり、もちろんオムツ換えの場所も各所にあります。また屋上には休憩所やハーブガーデンなどがありほっと一息つけるエリアです。


mizubachi(2010/1/12)