子育ての秘訣

親の力向上委員会

こどもの生きる力を伸ばすために

連載15 親子で群れることによる悪影響(前編)

教育関係のブロガーで鋭い意見を発表されている10円まんじゅうさんのブログから転載させていただきます。

写真はイメージです
10円まんじゅう さん

親子で群れることによる悪影響

わたしがブログを始めるにあたっていちばん書きたかったことは・・

親が幼稚園でのつきあいPTAの役員など学校の役員などをとおしてママ友をつくり母子でつるむことが、どれだけこどもにそして学校生活にも影響をおよぼしているかということについてです。

というのもこのことによるこどもへの悪影響については社会的にはまだ重要視されていませんが、 わたしが実際に子育てをしてみてこのことがいちばんの問題点だとおもったからです。

ママ友 (ブログのタイトル「かかわりすぎない子育て」はこどもやママ友たちにかかわりすぎない子育てというところからつけました)

たしかに教育システム・偏差値至上主義などといった、これから改革していかなければならないさまざまな問題はありますが、親がちゃんとしていればこどもたちは問題ある社会のなかでも生きぬく術(お母さんがこどもに思い描くような理想の道ではないかもしれませんが)を身につけていきます。

最近のお母さんがたは、誘い合って頻繁にランチへでかけたり母子でも旅行など遊びに行ったりして、ママ同士あるいは子どもたちもふくめた密接なつきあいをしている人たちが少なくありません。(これにパパが加わっていることも)

ママ友達をたくさんつくれる人や役員をなんどもひきうけられる人こそが賢母であり、こどものためになると信じて疑わない人の多いこと・・

そして学校や幼稚園の役員も仲良しグループ同士でひきうけて、わが物顔のように学校や幼稚園をきりもりしているお母さんがたがこれまた少なくないのです

そしてそこでは学校の先生、授業内容、宿題のだしかた、授業の進度、こどもたちの席順などこどもたちの詳細な様子、受験情報・・・いろんな情報が交換され、お母さんがたはこれらの情報に過敏になりふりまわされがちです。

情報を得ることでまわりから遅れずに、自分や自分のこどもが有利になれるようにしようと考えたり(このためお受験をはじめることになったりスポーツをさせることになるママも多いでしょう)、そうでなくても学校やこどもたちのいろんな情報を得たいと思う人は多いようです。

そしてときには先生やこどもたちに関するまちがった情報がひとりあるきしてしまうことさえあります。わたしたち日本人は人とおなじようなことをしようとしがちで、とくに女性はそれが顕著です。

ほかのお母さんやこどもたちに合わせようとしたり、仲間はずれにされないように気をくだいたり、 そして一番重要なのはそれにつきあわされ情報を押し付けられるこどもたちです。

わたしの知っているお子さんで、ちょうどこういう環境にあり小学校高学年で不登校になった子がいました。そのときにその子が言ったことばは「おかあさんともだちをおしつけないで」でした

つづく・・。

羊(2011/4/09)

飛べなくなったキキ(2)  

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