子育ての秘訣
子育てカレンダー
旬の食材を親子で食べよう!

『食育』ということが言われています。食育と聞くと、朝ごはんを食べる運動のことと思っている人がいます。確かに子どもにきちんと朝食を食べさせて、1日の生活リズムを整えることも食育の一つの側面です。
けれども食育には他の側面もあるのです。住んでいる地域の食文化を守るということもそうですし、食料の無駄を無くしたり、輸送エネルギーを少なくしたり努力することも含まれます。

その一環としてe-子育てでは旬の食材を採ることを勧めています。その理由は次のことからです。
- ・子どもの季節感を育むことができる
- ・栄養価が高く、美味しい
- ・安価で手に入りやすい
- ・地産地消につながる
ある大学の調査では、「食材の取れる季節を知っているか」について調査したところ、大部分の学生ではあまり意識していないことが分かりました。親子で食材の買い物に出かけた経験の多い学生ほど、季節感を持っていたそうです。加工食品に囲まれていると、旬に関係なく一年中好きなものが食べられます。便利ではありますが、それで良いのでしょうか。
栄養価についてはこんな調査があります。駒澤大学苫小牧短期大学の藤島利夫教授が1999年から2002年にかけて市販野菜のビタミンC含有量を調べました。ビタミンCは大切なビタミンであると同時に、野菜の鮮度を表します。

7月 | 11月 | |
ほうれんそう | 約11mg | 約35mg |
たまねぎ | 約 4mg | 約13mg |
ミニトマト | 約39mg | 約30mg |
ブロッコリー | 約76mg | 約65mg |
このように多くの野菜で旬の時期の方が、ビタミンC含有量が高くなっています。そしてたくさん出回るため、手ごろな価格になります。
また、その土地で決まった時期に出回る独特の食材は、輸送コストがかからずに環境付加が小さいものです。地域の食文化を残すという点でも意味がありますし、地場産業を残す効果もあります。
これから折に触れて旬の食材をこのページでご紹介していきます。親子で一緒に買い物を楽しみながら、美味しい旬の食材を召し上がってみてください。
羊(2009/06/11)
